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2014年8月13日水曜日

ブラジルW杯番外編(機内映画)

ブラジル旅行での番外編です。
機内で見た映画について書きます。
以前から書いてるように、あの「シャッターアイランド事件」(ハワイ行くのに、行きの機内であれを見て具合悪くなる。)や
「誰も守ってくれない事件」(フィジー行く際に機内であれを見て、憂鬱な気分になる)
以来、私は、どんなに見たい映画があっても、
飛行機内で、暗い内容やどんよりした内容・・・と思われる映画は見ません。

普段ならあまり見ないような、軽めのコメディタッチの映画を見ることにしており、
昨今は、日本のテレビドラマとかバラエティとかもあるのでホントに助かりますわ。

そして、ANA→UAという繫ぎだったので、両方とも似たラインナップだったけれど、
まずはこの「武士の献立」



これがなかなか良作品で、ちょっとコメディタッチでありながら、
恋愛模様あり、ほろっと来たり、行き帰り合わせて何度も見てしまいましたわ。
こういう作品は飛行機ではホントに有り難い。

そして上戸彩ちゃんが、やっぱり可愛いよね。
今までそんなに思わなかったけど、
この映画見て、「上戸彩めっちゃかわいいなー」とあらためて思ったわ。

んで、「高良健吾(のルックス)って完璧。非の打ち所無い」
って言う人が周りに何人かいたけど、私は「そうかなー?」って思ってしまってる。
なんか私が見る彼の映画やドラマだと、役と本人のイケテる度が合ってないのかもしれない。
そういえば、大好きな天童荒太さんの「悼む人」の映画化は彼が主役らしいけれど、
なんかそれもどうなんだろうか?・・・
良い男がなんか役にミスマッチになってるような気がしてならないのが彼。
この作品では普通に良かったですが。。。

そして、シカゴ⇄サンパウロ内ではこれを見ました。
「ココ・アヴァン・シャネル」



フランス語の英語字幕だったので「ぽかーん」でしたけど、
良かったです。欲をいえば、もうちょっと良い画質で見たかったかな。
飛行機のあれじゃ・・まあしょうがないかな。

この映画をやったので、シャネルのCMにオドレイ・トトゥが出てたんだけれど、
日本では放送してなくて(やってたのかもしれないけど、見てない)
オランダ行った時に見れて感動でした。CMすんごいオドレイ・トトゥが綺麗で、
「うわーイメージぴったり!」って思った。

そして、これもシカゴ⇄サンパウロで見たんだけれど、、,,
「小さいおうち」



これはさすが銀熊賞もらっただけあって、話の内容は普通なんだけれど、
すごく良い作品だったと思う。

黒木華さんがすごく良くて、普通のささいな一家の話なんだけれど、引き込まれてしまう。
松たか子も良かったし、全員良かったんだけれど・・・

一点突っ込みどころが・・。
(以下、完全に私の好みというか私感なので、ご了承を)

松たか子演じる「奥様」が、旦那の同僚でもある吉岡秀隆が、
初めて家にやって来た時に、「ちょっと素敵な人よ!貴方も見てらっしゃいよ!」と
お手伝いさんである黒木華に言うのだけれど、・・・

「えぇぇぇ!!!そんなに、奥さまがきゃっきゃ言うほど素敵か!?」

と。

そして、松たか子演じる「奥様」が旦那の同僚の吉岡秀隆に惚れて入れこんでしまう・・・・・・

うーん...この役って、、これこそ、綾野剛がベストだったんじゃないの!?

っていうか、綾野剛がベストチョイスでしょ!?

吉岡秀隆が悪い訳じゃない。

けれど、「(時代は昭和初期)ちょっとアーティスト風で、
その辺の普通のサラリーマンとは違って、
アンニュイな雰囲気と少年っぽさがあって・・子供にも優しくて・・
そこそこ良い暮らしをしている奥様が、
自分の立場を忘れるほどいれこめる相手」となると、

綾野剛、もしくはオダギリジョーとかじゃないと、奥様は入れ込まないんじゃ・・・。

吉岡秀隆が悪い訳じゃないのだけれど、
彼はもう何をやっても「北の国から」と「男はつらいよ」と
「Drコトー」のイメージから抜けられないのだよ。

ある意味、それだけ上手いってことなのかもしれないけれど・・

なので、私は脳内で綾野剛に変換し
「剛様ならこの生活捨てられる!!」と、
松たか子の気持ちになった私は思っておりました。

そして、散々色々見た後、シカゴ→成田の、「うちの寝室のテレビよりでかい画面、さすがCクラス!!」で見たのは、

「(以前見てるけど)絶対に見るまい」と思っていた。「ビフォアサンセット




少し前に「ビフォアミッドナイト」を見に行って感想を書いたけれど、

やはり封印していたけれど、3作の中では「ビフォアサンセット」が一番良い・・・。

良いよ・・はぁぁ。

個人的な思い入れというか、心情がかぶるところがあって、
複雑な気持ちになるけれど、
この映画が「ビフォアミッドナイト」に繋がったと思うと、
なんというか感慨深いというか・・・

3作見て、やっぱりこの頃の、ジュリー・デルピーとイーサン・ホークが
一番見た目にも美しいし、(くたびれた感のあるイーサンホークも良いけれど)
パリが舞台なので、自分がパリを散策してるような気持ちにもなる。

ジュリーの弾き語りもいいし、会話もテンポ良くて・・・

生きてる限り、思い出は終わらないらしい。



良い台詞だなと思う。

この映画は一応ハッピーエンドだったしね・・・
幸せな気分になる。

途中気圧の関係で、具合悪くてほとんど見れ無かった時間もあったけど、
今回、なかなか良作品を見ることができましたよ。